SNS をやっていると無課金でも神引きをよくしている人、爆死をよくしている人を見かけます。無課金勢で運がいい人と運が悪い人でどのくらい獲得☆5ユニットの数に差がつくものなのか、気になったので、ガチャシミュレーターを使って調査しました。
これまで配布された無償オーブ数
これまでに配布された無償オーブ数は2020年7月末まで13169オーブとなっています。
無償オーブ数 | |
---|---|
2017 | 2729 |
2018 | 4084 |
2019 | 3965 |
2020 (7月まで) |
2391 |
合計 | 13169 |
参考リンク: https://feheroes.gamepedia.com/Orb_distribution
無課金の人がガチャを回せるのは、このオーブ分と初回無料、無料チケット分だけとなります。
無償オーブ分で開く大きな兵舎格差
これまで無償配布された13169オーブ分を「もうひとつの夜明け」のガチャシミュレーターで10000回シミュレートした結果から、13169オーブで引ける☆5ユニットの期待値と最大数、最小数を調べました。
召喚回数 | 3292回 |
平均☆5数 | 230.2126(6.99%) |
最大☆5数 | 278(8.44%) |
最小☆5数 | 178(5.41%) |
最大☆5数-最小☆5数 | 100(3.04%) |
この結果から分かることは、運がいい人と悪い人では、仮にこれまでに獲得した無償オーブを1つの恒常ガチャにつぎ込んだ場合、獲得した☆5数に100体ほどの差がついているということです。100体、つまり10凸9体分の差と考えると、同じ無課金の間でも恐ろしい兵舎格差が開いていることがわかります。
恒常ガチャで☆5を100体引くのにかかるオーブ数の期待値はおおよそ5700オーブ、金額に換算すると41フェー(369,000円)ほどになります。この100体引くのにも運が悪ければ41フェーでも70体ほどしか引けません。確実に引くにはおおよそ7900オーブ、金額に換算すると56フェー(504,000円)ほどになります。
いやいや、確率は収束するのでそこまで運が悪かったら、次は引きがよくなるでしょって思われるかもしれませんが、未来の結果に過去の結果は関係ありません。統計的に極端に不幸な引きをした人が、さらに極端に不幸な引きをする確率は低いです。しかし、極端に不幸な引きをしている時点でそれは現実的に起こりうる事象で、それが連続で起こることも現実的に起こりうる事象です。1度起こった後、同じ事象がもう一度起こるかどうかに、1度目の結果は無関係です。もし、過去の結果に未来の結果が影響を受けるのなら、それは確率操作をしているということになります。もちろん、FEH が確率操作をしている可能性はあるので、この限りではないです。
残念ながら微課金 > 無課金ではない
前の項目で説明した通り、無償オーブ分で運が良い人と悪い人では、仮に1つの恒常ガチャに全オーブを費やした場合、☆5獲得数の尺度で言うと 369,000 円分もの兵舎格差が開きます。そしてこれを確実に取り戻すには504,000円ほどかかります。実際はお得パックなどでもう少し安く収まるとは思いますが、50万円近く課金していない場合、あなたは運の良い無課金プレイヤーより兵舎がショボい可能性があります。全ての無課金勢に所持☆5数でマウントを取るには、50万円近くの課金が必要なのです。
高いお金を払っているのに無課金の人より獲得☆5数が少ない...私自身も50万円に満たない微課金勢ですが、ガチャ運は相当悪いので、SNS をやっていると無課金の人の兵舎を見て悲しくなることがありますし、私自身が無課金だと思われていたりします。
ですので、無課金なのに〇〇できるのはすごい、というように無課金という尺度で物事を測るのは意味がありません。無課金の中にも微課金の人より兵舎が充実している人は多くいるのですから。
ただ、本来は☆5数=兵舎の充実さではなく、欲しい☆5が引けた数が重要なので、☆5総数だけで兵舎を比較すること自体は間違っています。兵舎の充実度を測る一つの尺度としての獲得☆5総数だと捉えるのが正しいでしょう。まぁ、100体分の☆5数差があれば、欲しい☆5数にも大きな差はついているとは思いますが...
いずれにせよ、課金する場合は、この事を踏まえて課金しないと虚しい思いをするかもしれません。