2025年9月12日のニンテンドーダイレクトでついにFE新作「ファイアーエムブレム 万紫千紅」が発表されました。このページでは動画で公開された情報をまとめます。
注意:この記事は風花雪月のネタバレを含みます!
キャラクター
神威法王
物語の舞台は、観衆の熱気に包まれた巨大な闘技場。「神威法王」を名乗る男性によって「ダグシオン大剣闘祭」の開幕が宣言され、さまざまな人物の力と信念がぶつかり合っていきます。
耳がソティスのようにエルフの形状をしているので、女神の眷属の可能性が高いです。そして、それを隠していない。
映像中の台詞
「戦士達よ。己の力と技量を尽くし、ここに素晴らしい戦いを奉納せよ。ダグシオン大剣闘祭の開幕をここに宣言する。」
「最後まで舞台に残ったものには、そのあらゆる願いを聞き届けることを、強い歩応報の名において約束しよう」
カイ
父親を助けるため、腕自慢が集まる大剣闘祭への参加を決意した田舎育ちの少年。槍の扱いに長けているほか、躾けた動物に乗って戦うこともできるようです。
どことなく外見はクロードに似ているように見えます。
兵種は飛駝兵。槍を扱います。
飛駝の外見は完全に鶏です。
カイの戦闘画面にオーバンの紋章が表示されていることから、オーバンの紋章持ちと思われます。
風花雪月ではユーリスがオーバンの紋章を持ちます。
それは先天的なものではなく、オーバンが死にかけたユーリスに血を与えたことで備わったものです。己の血を呪い続けてきたオーバンはその知で最期にユーリスを救い、死亡しました。己の血を呪ってきたオーバンがユーリスに血を与えるまでの間に、人間に自分の血を与えるとは考えにくいので、カイがオーバンの紋章を持っていることは非常に興味深いです。
また、映像中にはカイがドローミの鎖環のような力を見せる描写があります。
映像中の台詞
「俺、親父を助けるために、どうしても大剣闘祭に出たいんです。」(FEファン「あ、父親死んだな」)
「そんなことさせるものか!」
セオドラ
大勢の兵士たちを率いる高貴な女性。腕っぷしも強く、重装備の敵兵数人を一振りでなぎ倒すほど。実際の戦闘でも、軍の力を借りて攻撃することができるようです。
兵種は貴族です。
進軍合図のポーズが血の同窓会のクロードを思い出させます。
褐色の肌と白い髪はドゥドゥーを彷彿とさせます。
パルミラ、ダグザなど、フォドラの外側の国の王である可能性があります。
映像中の台詞
「私には力が必要だ。何者にも屈しない力が、信仰を守りぬための力が、そして、サラミス(聞き違いの可能性あり)の民を導く王に相応しい力が。」
この台詞から王族であることがわかります。
「このようなところで敗れる訳にはいかぬのだ」
ディートリヒ

端正な顔立ちと長髪が特徴的な剣士。淡々とした口調ながら、非常に好戦的な発言が目立ちます。戦闘では、障害物を無視して瞬間移動する特殊な技も使えるようです。
好戦的な性格も、端正な顔だちもイエリッツァに似ています。
兵種は剣士です。
ディートリヒの戦闘画面にラミーヌの紋章が表示されています。
また、彼の持つ英雄の遺産「アンスウェラー」にはラミーヌの紋章石らしきものが確認できます。
ディートリヒがラミーヌの紋章持ちのキャラクターであることは間違いないでしょう。
映像中の台詞
「そうだ。なんとしても奴と再び相まみえ、この剣で狩りたいものだ」
「血を見るには良いころ合いかもしれん。」
レダ
魅惑的な踊りで視線を集める女性。彼女の発する言葉からは、一際強い信念を持っていることが窺えます。戦闘では、楽器や歌を使って強力な「魔獣」を呼び出すことができるようです。
魔獣を呼び出すと言えば、ハピです。顔立ちもハピにかなり似ています。
映像中ではレダの紋章は確認できませんでしたが、ハピと同様にティモテの紋章持ちの可能性が高いです。風花雪月ではティモテの紋章には獣を呼び寄せる力があることが言及されています。
映像中の台詞
「殺しても足りないほど憎い男がいる。だから、私は絶対に死なない」
「あなたなんかに否定させるものか」
ソティス
映像の最後に大人のソティスが登場しました。未来のソティスなのか、過去のソティスなのか。「久しいのう。おぬし。もしやわしのことを忘れたのか。」と言いますが、これはベレト、ベレスに言っているように思えます。しかし、ベレトやベレスが文明が異なるほどの過去、未来に存在しているのか。考えるほど謎は深まるばかりです。
その他のキャラクター
以下は戦闘画面で見えたキャラクターです。どことなくリンハルト、ヒューベルト、レオニー辺りに似てるキャラクターがいます。
このネメシスに少し似ているキャラクターは、カットによって体の模様が変わっています。シェズのように力を発動すると体に模様が浮かび上がるような能力があるのかもしれません。
その他にも以下のキャラクターが映像中に登場しました。
世界観
風花雪月と繋がりがあることは明白ですが、未来なのか、過去なのか、パラレルワールドなのかは不明です。ダグシオン大剣闘祭の雰囲気は古代ローマのコロッセオのようです。
フォドラ十傑の紋章、英雄の遺産が存在する世界
風花雪月では、女神の眷属の血を受けた人間がその血の紋章を持っていました。フォドラ十傑の名が紋章の名になっていますが、彼らもまた女神の眷属の血をその身体に受けています。
ディートリヒが持つラミーヌの紋章の「ラミーヌ」は十傑の1人です。つまり、十傑が没した後の世界ということになります。
また、ディートリヒは英雄の遺産「アンスウェラー」を装備しています。
風花雪月と同じ意味であるならば、英雄の遺産の「英雄」は十傑を指すことになります。このことからも、万紫千紅は、十傑が没し、セイロス教団が偽りの伝承を作り上げた後の世界ということになりそうです。
失われた紋章を持つ者たち
カイの項目で言及した通り、カイは風花雪月の世界では失われたオーバンの紋章を持っています。万紫千紅が風花雪月の未来の話であれば、ユーリスの子孫の可能性もあります。過去の話だとしたら、オーバンがユーリスの他にも血を与えた人物がいたのか、オーバンと同じ血を持つ聖人、女神の眷属がいたのか。
また、名前も顔もわかりませんが、ノアの紋章が刻まれたペンダントを身につける女性が登場します。
風花雪月では、ノアの紋章はコンスタンツェが持っています。
歴史から失われたとされたノアの紋章は、四使徒であるノアの意向によりヌーヴェル家が秘密裏に受け継いできたものです。
この映像のキャラクターがノアの紋章を持つ者なのであれば、ヌーヴェル家の者か、歴史からノアの紋章が失われたとされる以前の世界の物語であると考えられます。
銃が存在する世界
映像中に拳銃で戦う女性キャラクターが登場します。なぜか近接で戦ってるように見えますが、拳銃が武器として存在する世界のようです。
ガルグ=マク大修道院らしきものがある
定かではないですが、映像中にガルグ=マク大修道院のようにも見える建物が映っています。立地的に海の近くにあるのも不自然ですし、違う建物である可能性も十分にあります。
ゲームシステム
天候システム
天候アイコンがマップ画面で確認できます。
確証は持てませんが、烈火の剣にあった天候システムが万紫千紅にもあるのかもしれません。
HPを消費するブレイズアーツ
ブレイズアーツの画面には「消費HP」の項目があります。ブレイズアーツは、外伝/Echoes のように HP を消費して放つ技のようです。