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【FEH】 飛空城レストトラップ防衛の解説

2020/05/17
(この記事の文字数: 9391)

レストトラップ解説のタイトル画像

この記事では飛空城におけるレストトラップ防衛の基本的な仕組みと対策、対処方法について説明します。レストトラップ防衛の組み立て方については言及しません。また、コーナーケースの対策についての説明は割愛しますのでご了承ください。


レストトラップとは?

以下のようにレストや回復系の補助は発動条件を満たせばこちらが敵の攻撃範囲に入らなくても発動します。特にレストは状態異常を受けていると発動可能になるので、ターン開始時に状態異常を付与する攻撃施設やスキルがあると1ターン目から敵が動き始めます。レスト後の敵が再行動されることでこちらは不意打ちのような形で攻撃を受けます。このような動きを利用した防衛のことをレストトラップ防衛と呼びます。

ちなみにレストでなく、以下のようにヒールなどの回復補助を利用した防衛をヒールトラップ防衛と呼びます。ヒールトラップ防衛はレストトラップ防衛と異なり、1ターン目からこちらの動きに関係なく動き始めるということはないので、ヒールトラップであるということに気が付きさえすれば対処は容易です。

レストトラップが発動する多くの場合、1ターン目から対処を考える必要がありますが、意図的に対処が難しく配置されている防衛マップもあります。例えば、以下の防衛マップで私は戦う前にデスを避けられないことが分かって降参しました。

レストトラップ発動条件

レストが発動するのに特別な追加条件はありません。具体的には以下のいずれかの条件に該当する場合にレストトラップが発動します。

  • 状態異常を持つ味方がレスト持ちの補助範囲内にいる
  • ダメージを負っている味方がレスト持ちの補助範囲内にいる

レストトラップを未然に防ぐには?

レストトラップを未然に、確実に防ぐには以下のいずれかの方法しかありません。

  • 敵に状態異常やダメージを与えない
  • ギャッラルブルーやミラの歯車などでレストを無効化する

恐慌の館や封印祠などの攻撃施設、封印スキル等はレストトラップを誘発するリスクがあります。状態異常をもたらす攻撃施設がボーナス施設のシーズンは、特にレストトラップを組み込んだ防衛が増える傾向があるので、中央付近に配置せず、右端、もしくは左端に配置するのが無難です。経験上、中央でレストトラップが発動すると逃げ場がなくなって詰みやすいですが、端で発動するケースは逃げ場が確保できるので対処しやすい印象があります。

レストトラップの動きを読むには多くのパターンを想定しないといけなかったり、そもそもデスを避けることが不可能な場面に出くわすこともあるので、未然に防ぐのが一番です。どうしても難しいということでなければ、以下の対策をしておくことをお勧めします。

  • ~の封印など、敵に状態異常を与えてしまうスキル持ちを攻撃編成に含めない
  • 攻撃施設に状態異常を与えてしまう施設を配置しない
    • ボーナス施設の場合は被害を最小限に抑えるために端に配置する

もしくは、レストトラップに遭遇して不運にもデスしてしまった場合は脱出の縄梯子を使うと割り切るというのも十分合理的な判断だと思います。シーズンによってはレストトラップに全く遭遇しないことはよくあります。

レストトラップが発動する際の対処方法

恐慌の館等、1ターン目から状態異常を敵に付与してしまう場合、1ターン目からレスト持ちは行動します。1ターン目にこちらで取れる選択肢は主に以下の2つです。

  • 先手を取って敵を攻撃し、レストトラップを崩す
  • 敵の攻撃を受けられる位置、もしくは安全な位置に味方を配置する

以下の動画では1ターン目から先手をとってレストトラップを崩しています。

以下の動画では敵の動きを予想して、受けられる位置に受け役を配置し、その他の味方は安全な位置に退避させています。

前者の選択肢が取れる例は稀で、多くの場合は後者の選択肢を取ることになると思います。後者の選択肢を取る場合は、敵の動きを読むことが重要になります。レスト持ちの敵の動きを理解すれば、敵がどう動くのか予想ができるので、どう味方を動かせばよいのかが分かります。

  • レストを誰に実行するのか
  • レストをどのマスで実行するのか
  • レストと攻撃、どっちを優先するのか

これらについて、以降の項目で説明します。敵AIの補助行動の詳細は敵AIの補助発動条件敵AIの補助対象の優先順位敵AIの行動順序敵AIの移動マス優先順位に記載していますが、これらのページに記載の内容のうち、レストの行動規則に絞って説明します。

追記:応用的なレストトラップ攻略方法になりますが、記事を読んだ方から他の攻略方法についてコメントをもらったのでこちらで紹介します。レストトラップを未然に防げている前提で(意図しない敵に状態異常が付与されていない前提で)恐慌の奇策、共謀、大共謀、謀策等を使うと、任意の列の敵だけに状態異常を付与したり弱化させることができます。これを利用することでレスト持ちの敵の動きを誘導することもできるので、倒しやすい位置に誘導して攻略することもできます。レストトラップ対策とは関係なく、大共謀等を装備したユニットを攻撃編成に組み込んでいる場合は有効な手段だと思います。

レストを持つ敵の行動の流れ

以下にレストを持つ敵の行動の流れをフローチャートで示します。

このフローチャートで特に気にすべき点は攻撃範囲に敵がいる時の行動です。

レスト持ちは行動が読みにくいので早めに倒してしまいたいですが、レスト持ちを倒すのは結構骨が折れます。その理由は、レスト持ちが攻撃可能なときには基本的に攻撃よりレストを優先するからです。レスト持ちが攻撃よりレストを優先する条件は具体的に以下です。

  • 戦闘に勝利できない(攻撃相手を倒せない)

ついレスト持ちを受けて反撃で倒そうとしてしまいがちですが、相手を倒せない限りはレストを優先するので戦ってくれません。例えば、以下の動画の敵の2ターン目でレスト持ちの総選挙カミラの攻撃範囲にノノがいますが、ノノを攻撃しても倒すことができないので、レストを優先しているのが分かります。

レストを持つ敵を倒す方法は以下の2つです。

  • こちらから攻撃して倒す
  • レストが使えなくなる状況で受け倒す

後者は、状態異常を持つユニットがいない状況であればレスト持ちの敵はレストを使用できず、攻撃してくるので、その攻撃を受けた後の反撃で倒すことができるという意味です。例えば、ターン開始時に状態異常持ちが1人いても、レストで味方の状態異常を回復させれば敵軍に状態異常持ちはいなくなります。その後レスト持ちが再行動を受けた時にレスト持ちの攻撃範囲にこちらの受けキャラを構えさせておけば受け倒すことができます。

例えば、以下の動画では1ターン目にレスト持ちの再行動後の攻撃範囲を予想して受けキャラを配置することで、早々にレスト持ちを処理しています。

レスト対象の優先順位

この項目では前項目で示したフローチャートでレストを実行する場合に誰に対して実行するのかについて説明します。

複数の味方が状態異常を受けていたり、ダメージを負っている場合、レスト持ちは以下の優先順位で補助対象を決定します。(上の条件から評価していき、該当する対象がいなければより下の条件を評価します)

  1. デバフ(弱化や状態異常)を受けていない味方を優先
    • 注意:デバフを受けていない味方にはHPを10以上回復できない場合、レストより攻撃を優先
  2. もし対象がデバフされていなければ、レスト使用時に回復量が多い味方ほど優先
  3. もし対象がデバフされていなければ、HPを除くステータス合計値(強化、弱化加味する。戦闘時のみ影響する強化、弱化は除く)が高い味方ほど優先
  4. 編成順が後ろ(右側のスロット)な味方ほど優先

少し複雑に見えますが、雷の塔や落雷の罠などで敵がダメージを負っていなければ4の条件だけを見ればよいです。メガクェイクのような1ターン目からダメージを与える例外を除けば、雷の塔は3ターン目に発動ですし、雷の罠を踏むタイミングはこちらで制御できます。つまり、1ターン目からレストが発動する場合、レスト対象はほとんどのケースでこちらからは見えない編成順で決まります

え?じゃあ予想できないじゃん...って思うかもしれませんが、その通りです。行動を完全に予想することはできません。すべてのパターンを考える必要があります。(編成の先頭の敵だけは見えているのでそこから絞り込める場合はあります)

つまり、複数のレスト対象候補がいる場合は全ケースを想定した行動をとるしかないということです。ただし、1ターン目の動きで編成順が推測できるので2ターン目以降の動きはある程度読むことができます。

例えば、以下の動画では1ターン目にヴェロニカがオリヴィエ、エリンシア、エフラムの順でレストを実行しています。

この動きから編成順が エフラム > エリンシア > オリヴィエ であることが推測できます。次のターンも同じ順序でレストが実行されることがわかるので、2ターン目以降はそれを前提に動きを決めることができます。

まとめると大体以下のような形で敵の行動を予測することになります。

  • 1ターン目はすべてのパターンを想定し、安全な位置に自軍を退避するなどで様子を見る
  • 2ターン目以降は1ターン目の動きから推測した編成順で行動パターンを絞り込み、取るべき行動を決定する

レスト実行時の移動マス優先順位

この項目ではレスト持ちが「レスト対象の優先順位」の項目に記した条件でレスト対象を決めた後、どのマスでレストを実行するかについて説明します。

1人の対象に対してレストを実行可能なマスが1つしかないのであれば、そのマスで確定です。もし複数存在する場合は、その中からレスト実行に最適なマスが選択されます。以下の優先順位で補助を実行するマスを決定します。(上の条件から評価していき、その条件において優位になるマスがなければより下の条件を評価します)

  1. 防御地形を優先
  2. 敵の脅威の数(攻撃を受ける数)が最も少ないマスを優先
  3. 移動にテレポート(救援の航路や曲技飛行など)を要するマスを優先
  4. 以下の地形タイプを優先
    • 飛行地形(山や池など) > 森 > 溝 ≧ 通常地形(騎馬は 溝 > 通常地形、その他は 溝 = 通常地形)
  5. 移動マス数が最も少ないマスを優先
  6. 下より上のマスが優先
  7. 左より右のマスが優先

例えば、以下の動画の1ターン目ではヴェロニカがハロウィンミルラにレストを実行していますが、ハロウィンミルラの下のマスと右のマスの候補のうち、右のマスでレストを実行しています。これは、条件6の下より上のマスが優先されているためです。

ここまで説明した知識を基に誰にどのマスでレストをする可能性があるのかというパターンを割り出すことができるようになりました。

レスト実行後の行動の流れ

次はレストを実行した後に何が起こるのかについて簡単に説明します。

レスト実行後は、他に戦闘後補助を実行可能な味方がいれば、その味方が戦闘後補助を実行します。補助スキルの実行は戦闘前補助、戦闘後補助の2つの実行タイミングがあります。戦闘前補助は戦闘可能な味方がいる場合に実行する補助、戦闘後補助は戦闘可能な味方がいなくなった後に実行する補助になります。以下の図は敵AIの行動の流れの概要図です。

敵AIの行動パターン概要

戦闘後補助の実行可能条件はスキルによって異なります。詳細は敵AIの補助発動条件に記載しています。各スキルの実行優先度については敵AIの行動順序に記載しています。

詳しく説明すると、それだけで1つの記事になる規模感なので詳細は割愛しますが、以下の動画を例に簡単に敵の行動の流れを説明します。

  1. ターン開始時、クリスマスセシリア、フレデリクに状態異常を付与されている
  2. レスト持ちのナンナがレストをクリスマスセシリアに実行
    • ここでクリスマスセシリア、フレデリクのどちらにレストを実行するかは編成順次第なので、こちらから予想はできない。どちらのケースも考える必要がある
    • 結果としてクリスマスセシリアを優先したので、編成順は フレデリク > クリスマスセシリア であることがわかる
    • ナンナがクリスマスセシリアにレストを実行するマスはクリスマスセシリアの真下以外に存在しないので、そのマスで確定する
  3. クリスマスセシリアが戦闘後補助として応援をナンナに実行
    • 伝承アクアがナンナに再行動を実行できるマスが存在しないので応援より優先度の高い再行動はスキップされている
    • 応援の戦闘後補助の実行条件は「応援により特定ステータスを2以上の強化が可能」かつ「応援対象が敵の攻撃範囲内にいる、もしくは応援対象の攻撃範囲内に敵がいる」である
    • クリスマスセシリアはナンナに対して応援を実行することで特定ステータスを2以上強化が可能で前者の条件を満たす
    • ナンナの攻撃範囲内にエイル、カムイがいるので後者の条件も満たす
    • 補助を実行するマスの優先度は防御地形がもっとも高いので、防御地形であるナンナの真下のマスで応援を実行
  4. 伝承アクアがクリスマスセシリアに戦闘後補助として再行動を実行
    • 伝承アクアの曲技飛行により、行動済みのクリスマスセシリアに再行動可能
  5. クリスマスセシリアが攻撃
    • ここでクリスマスセシリアに対して戦闘前補助を実行できる味方がいないので戦闘フェーズに遷移
  6. フレデリクが戦闘後補助としてクリスマスセシリアを引き戻し
  7. 戦闘や補助可能なユニットが残っていないので嫁フィヨルム、騎馬エイリークが移動

意図的にレストトラップを組み込んでいる防衛ではこのように、戦闘後補助をうまく利用して、攻撃範囲を拡大させて事故を引き起こすように組まれています。この動画の防衛はレストに応援と防御地形をうまく組み合わせた少し特殊な例ですが、よく遭遇するレストトラップ防衛では、レスト実行後にレスト持ちに再行動が実行されるケースが多いです。

もう一つ例を挙げます。こちらはレストトラップの行動を読んで1ターン目に対処した例です。

  1. ターン開始時、オフェリアに弱化が入っている
  2. ヴェロニカはオフェリアにレストを実行
    • 状態異常が1人だけ、かつ、オフェリアに対してレスト実行可能なマスは1つしかないので、動きが1パターンのみに絞り込める
  3. オフェリアが戦闘前補助として伝承アクアに対して大応援を実行
    • オフェリアは伝承アクアに2以上の強化を与えることができて、かつ、伝承アクアの攻撃範囲に敵がいるので大応援を実行
  4. 伝承アクアがバレンタインロイを攻撃し、反撃で倒される
    • 敵AIでは5ダメージ以上与えられる場合は戦闘可能状態になり、戦闘前補助を行わなくなる
    • 伝承アクアの攻撃範囲に5ダメージ以上与えられるバレンタインロイがいるので、本来ヴェロニカを再行動するところを再行動しなくなっている
  5. 伝承アルムが斧アイクに戦闘後補助として応援を実行
    • バレンタインロイの攻撃範囲に斧アイクがいるので戦闘後補助の発動条件を満たす
  6. 戦闘や補助可能なユニットが残っていないので斧アイク、総選挙ミカヤが移動

2つの例を挙げましたが、あらゆるパターンのレストトラップで起こることを理解するにはこれまで挙げた敵AI関連のページに記載している条件を網羅する必要があります。

知識をすべて覚える必要はないですが、レストトラップ全体の行動を予測するには時には敵AI全般の細かな知識も必要になるという点を抑えておき、必要な知識を必要なときに調べられるようになっていれば良いかと思います。

まとめ

レストトラップは未然に防ぐのが最も無難です。以下の対策をしておくことをお勧めします。(レストトラップにやられたら梯子で割り切る、もしくは嫁フィヨルム編成で対処できてる場合は不要です)

  • ~の封印など、敵に状態異常を与えてしまうスキル持ちを攻撃編成に含めない
  • 攻撃施設に状態異常を与えてしまう施設を配置しない
    • ボーナス施設の場合は被害を最小限に抑えるために端に配置する

以下はレストトラップに遭遇してしまった時のために覚えておきたいことです。

  • レストトラップ発動が分かった時の対処方法は2つ
    • 1ターン目から攻めてレストトラップを崩す
    • 1ターン目の敵の行動を予測し、受けられる位置、安全な位置に自軍のユニットを配置する
  • レストの行動は編成順に強く依存するため、行動を読むには複数ケースの想定が必要
    • レストと他の補助、再行動の組み合わせで敵の攻撃範囲がターン開始時より拡大するので、すべてのパターンで拡大後の攻撃範囲を予想する必要がある
    • 1ターン目のレスト適用順序から編成順を推測し、2ターン目の行動パターンを絞り込める
  • レスト持ちの敵はこちらを倒せなければ攻撃よりレストを優先する
  • レストと組み合わさる補助の発動条件は敵AIの補助発動条件、各行動の優先順位は敵AIの補助対象の優先順位敵AIの行動順序敵AIの移動マス優先順位に記載されているので、必要になったら確認できるようにしておく

付録

参考になるかわかりませんが、私が過去に遭遇したレストトラップ防衛の動画をいくつか貼っておきます。


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